犬山の木曽川うかいは女性鵜匠に注目!昼でも見れる?料金やオススメプランを紹介

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木曽川うかい お出かけ 

愛知県犬山市の「木曽川うかい」は、夜はもちろん昼の鵜飼も楽しむことができます。

また“美しすぎる鵜匠”として大注目!東海地方初の女性鵜匠である稲山鵜匠が活躍されているのも、犬山の木曽川うかいです。

今回は意外と知らない犬山の木曽川うかいについて、旅行会社に8年務めた元添乗員の私が、料金や犬山観光も含めたオススメプランなども併せてご紹介します。

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女性鵜匠に注目!犬山の木曽川うかい

全国でも珍しい女性鵜匠に注目が集まる犬山の木曽川うかい。その歴史は深く、犬山市の観光産業を盛り上げています。

そもそも鵜飼って何?

鵜飼とは鵜を使って鮎を獲る漁法です。手縄を首に付けた鵜を鵜匠が巧みに操り、鵜が鮎などの川魚を捕えます。

鵜の食道で鮎が一瞬で気絶するため、鮎に傷が付かず、鮎の鮮度を保つことができるのです。

日本書記や古事記にも記述があるほど鵜飼の歴史は古いですが、漁獲効率の良い漁法ではないため、大名の寄進によって盛えていた鵜飼は明治維新以降縮小していきました。

現在では漁のためというよりは、観光要素として実施されており、全国12ヶ所で鵜飼を楽しむことができます。

長良川だけじゃない!犬山の木曽川うかい

鵜飼というと、日本三大鵜飼のひとつで、清流で名高い岐阜県の長良川での鵜飼が有名です。

かがり火を焚いて魚をおびき寄せ、鵜が魚を捕らえるもので、夜に行われています。

しかし、私のオススメは有名な長良川の鵜飼ではなく、犬山市で行われている木曽川うかいです。

愛知県と岐阜県の県境を流れる木曽川で、1,300年の歴史を誇る犬山の木曽川うかいの1番のオススメポイントは、鵜飼の様子がよく見えること!

木曽川うかいは、全国で唯一“昼の鵜飼”を行っています。

もちろん夜の鵜飼も行われ、かがり火などで雰囲気が良いです。しかし明るい昼間の鵜飼は、より一層鵜匠さんの手縄さばきや、鵜が川に潜り鮎を獲ってくる様子がよく見えます。

また、観覧船は鵜船のすぐそばまで寄りますので、鵜の水しぶきが飛んでくることも!

間近で見る鵜飼はとても迫力があり、その臨場感に興奮すること間違いなしです。

男性だけじゃない!木曽川うかいで活躍する女性鵜匠

昼の鵜飼だけでなく女性鵜匠の活躍も、犬山の木曽川うかいの大きな特徴です。

犬山の木曽川うかいの鵜匠は4名で、そのうちの1人が女性鵜匠の稲山さんです。

稲山さんは東海地方では初の女性鵜匠であり、そのビジュアルから“美しすぎる鵜匠”と言われ、大変人気があります。

女性鵜匠は全国でも珍しく、稲山さんは2013年にデビューするやいなやその話題性も手伝って、木曽川うかいの利用客が従来より3〜4割もアップしたほどの人気ぶり。

ベテランの鵜匠さんに劣らない巧みな手縄さばきと、鵜に対する真剣な眼差しと姿勢は同じ女性から見てもとてもカッコ良く、ファンが多いのも納得です。

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女性鵜匠にいつ会える?犬山の木曽川うかいの詳細

それでは木曽川うかいは具体的にどういうものなのか?人気女性鵜匠の稲山さんを見ることはできるのか?など、木曽川うかいの詳細についてご紹介します。

指定はできない!木曽川うかいの個性あふれる鵜匠

まずは気になる女性鵜匠稲山さんですが、木曽川うかいでは鵜匠を指定することはできません。そのため、予約した日の鵜匠が稲山さんであればラッキーです!

しかし、他3名の鵜匠も大変見応えがあり、みなとても個性的です。

力強い手縄さばきの伊藤鵜匠、穏やかな石原鵜匠、鳥博士の水野鵜匠と女性の稲山鵜匠の4名でのローテーション制となります。今日の鵜匠は誰かな?と楽しみが広がりますね。

事前の予約が必須!木曽川うかいの予約方法

犬山の木曽川うかいは、昼も夜も事前予約制となっています。

昼の鵜飼は食事付きなので、完全予約制。当日の乗船はできません。また、食事の関係上3日前までの予約が必須となります。

夜の鵜飼も予約制です。船上での食事付きプランは、昼同様に3日前までの予約が必要です。

ただし食事はせず気軽に観覧のみのプランであれば、前日までの予約となります。

予約は電話のみの受付となり、オンライン予約はありません。電話をする前に、木曽川うかいのホームページで予約状況を確認できますので、空き状況を確認しましょう。

【予約時の電話で聞かれること】

  • 希望の鵜飼の種類(昼?夜?夜あれば食事あり?なし?)
  • 希望の乗船日
  • 昼の鵜飼または夜の食事付き鵜飼の場合の希望食事内容(予約時に決まっていなければ、乗船3日前までに再度連絡が必要)
  • 予約者の氏名と連絡先

全部食べたい!木曽川うかいの選べるお弁当

犬山の木曽川うかいの魅力は、その豊富な食事内容にもあります。

昼と夜で選べるお弁当と価格帯は異なりますが、どのお弁当も彩鮮やかで犬山らしさが表現された特別仕様!なにより大変美味しいです。

詳細は木曽川うかいのホームページに掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。どのお弁当にしようか迷って決められないですね。

【昼の鵜飼のお弁当】

  • 創業明治4年寅屋の「わん丸君弁当」:昼の鵜飼の名物弁当で1番人気!犬山のゆるキャラ“わん丸君”がモチーフとなっているお弁当。ローストビーフにちらし寿司などお子様にも嬉しい内容です。
  • 懐石・釜めし花の木の「うなぎ釜めし弁当」:岐阜米“はつしも”を使った木曽川うかい限定の釜めし弁当。うなぎが贅沢にのった釜めしに加え、鮎の塩焼きも入った食べ応えのある内容です。
  • 仕出し専門店あづみの「木曽川うたげ膳」:木曽川うかいのために作られたお弁当。塩焼きに使われる鮎は国産で、名古屋名物の手羽先の唐揚げも入ったこだわりの内容です。
  • 料亭まき本店の「特選鮎御膳」:少量多品種で見た目にも豪華なお弁当。鮎も塩焼きに甘露煮、南蛮漬けなど豊富なバリエーションでお弁当の中に詰め込まれており、これぞ鵜飼弁当という伝統を感じる内容です。

昼の鵜飼のお弁当は乗船料に組み込まれているので、どのお弁当を注文しようとも一律の乗船料となります。お茶はすべてのお弁当に付いてきます。

【夜の鵜飼のお弁当】

  • 割烹堀部の「鵜飼弁当夕楽」:稚鮎のフライや飛騨牛まぶしご飯など東海地方の美味しいものが詰まったお弁当。お一人様3,000円(税込)、大人膳と併せて注文できるお子様膳は1,500円(税込)
  • 料亭まき本店の「特選鮎御膳」:伝統的な鵜飼弁当に鰻ご飯と茶碗蒸しまでついたボリューム満点のお弁当。お一人様2,400円(税込)、大人膳と併せて注文できるお子様膳は1,200円(税込)
  • ヤマワ本店の「鵜舟」:サーモンの押し寿司やナス味噌など手作りにこだわったお弁当。お一人様2,200円(税込)、大人膳と併せて注文できるお子様膳は1,500円(税込)
  • 仕出し専門店あづみの「舟あそび」:鮎の塩焼きやえび焼きだけでなく、お刺身まで付いてくる木曽川うかいのために作られた特製弁当。お一人様2,700円(税込)、大人膳と併せて注文できるお子様膳は1,300円(税込)
  • 懐石・釜めし花の木の「うなぎ釜めし弁当」:昼の鵜飼での弁当に唐揚げもプラスされ豪華になったお弁当。お一人様2,700円(税込)※お子様膳はありません
  • 創業明治4年寅屋の「わん丸君御膳」:昼の鵜飼でも人気のわん丸君御膳。お昼とバリエーションを変えて夜の鵜飼でも楽しめるお弁当。お一人様2,400円(税込)、大人膳と併せて注文できるお子様膳は1,500円(税込)
  • 犬山城下町五とうの「舞妓寿司御膳」:ひと口で食べられる9種のお寿司が可愛く、豪華な天ぷら盛りもついたお弁当。お一人様2,500円(税込)、大人膳と併せて注文できるお子様膳は1,500円(税込)

夜の鵜飼のお弁当は、乗船料とは別途料金が必要ですので、注文するお弁当によって料金設定が異なります。お茶はすべてのお弁当に付いてきます。

また、アルコール類などの飲み物の持ち込みもできますが、予約したもの以外の食事の飲食には持ち込み料350円が別途かかります。

遊覧も鵜飼も両方楽しめる!木曽川うかいの流れ

犬山の木曽川うかいは、ただ鵜飼の様子を見るだけではありません。名勝と称えられる日本ラインの景色を遊覧しながら楽しめますし、名物がふんだんに使われたお弁当も食べられます。

さらに鵜飼の様子を間近に見ながら、鵜匠さんによる解説で鵜飼についての知識も深めることができます。

【木曽川うかいの流れ】

<昼の鵜飼> 所要時間:2時間30分

  • 11:30に集合→屋形船に乗船し、食事を楽しみながら遊覧→乗船場に戻ってきてトイレ休憩→鵜匠によるおもてなしで鵜飼の見どころをチェック→屋形船に再度乗船し、鵜飼を観覧→鵜匠による鵜飼の解説→上流まで再び遊覧→13:50ごろ下船

<夜の鵜飼> 所要時間(食事あり):2時間30分 / (食事なし):1時間15分

  • 夜の鵜飼の流れは昼の鵜飼と同様
  • 食事なしの場合は下船はせず、遊覧後つづけて鵜飼開始

木曽川うかいの基本情報

  • 主催:木曽川観光株式会社
  • 住所:愛知県犬山市犬山北白山平2番地先
  • 電話(予約先):0568-61-2727
  • 開催期間:毎年6月1日から10月15日まで(昼の鵜飼:火・木・土・日曜日のみ / 夜の鵜飼:毎日)※現在、新型コロナウイルスの影響で開催が見合わせになっております。再開の日時は木曽川うかいのホームページでご確認ください
  • 開催期間中の受付時間:4月〜5月(平日のみ)9:30〜16:00 / 6月から10月15日 9:30〜18:00
  • 料金:昼の鵜飼/ 大人5,000円(税込)、小人(4歳から12歳未満)3,600円(税込)、4歳未満は無料 ※食事代金込み、2名から実施、乗合のみ
  • 料金:夜の鵜飼/大人3,000円(税込)、小人(4歳から12歳未満)1,500円(税込)、4歳未満は無料 ※食事代金は別途必要、2名から実施、基本は乗合。20名以上であれば貸切も可(一隻あたりの貸切料金になる)
  • 雨天決行、大雨や台風などによる増水時や荒天時は運行中止の可能性もあり
  • キャンセル料金:設定あり(前日50%、当日100%)
  • 駐車場:乗船場に近い犬山橋営業所下の河川敷に普通車約20台分あり(無料)
  • トイレ:乗船場にあり
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お得に楽しむ!犬山の木曽川うかい

木曽川うかいを気軽に楽しむため、名古屋鉄道が主体となって、名古屋鉄道の1dayフリー切符と木曽川うかいがセットになったお得なプランを販売しています。

2020年は木曽川鵜飼の再開日が未定のため、名鉄のお得なプランの設定はまだありません。

しかし過去のものを参考にしていただき、木曽川うかいが再開された時には、ぜひセットプランの利用も検討してみてください。

フリー切符付き!木曽川うかいのセットプラン

名鉄全線が1日乗り放題となる1dayフリー切符と鵜飼の観覧乗船券、そして国宝犬山城の入場割引券と犬山名物の藤澤げんこつの割引券がセットになって付くお得なプランです。

さらに1つのお店で1回限り計3店舗まで利用できる「名鉄クーポン」も付きます。

名鉄全線が乗り放題ということもあり、木曽川うかいだけでなく、他の犬山観光もお得に楽しむことができますね。

セットプランは、名鉄名古屋駅サービスセンターか、弥富駅と赤池駅を除く係員さんがいる名鉄の各駅で購入可能です。

木曽川うかいと各犬山の観光スポットでの入場や交通費を、それぞれ別に購入するよりも料金設定がお得になっているので、セットプランの利用はオススメです。

ただし、食事付きの木曽川うかいを楽しむ際のお弁当の種類は、セットプランでは選ぶことができません。プランとして決められたお弁当になりますので、注意が必要です。

木曽川うかいと一緒に!犬山のお楽しみスポット

せっかく犬山までお出かけしたのであれば、木曽川うかいと併せてお楽しみいただきたいのが、国宝に指定される犬山城と犬山城下町散策です。

犬山城は日本で5つしかない国宝指定された城のうちの1つで、李白の詩にちなみ「白帝城」とも言われます。

春の桜または秋の紅葉の時期の犬山城は大変美しく、入り口から天守までの距離が短く高低差も少ないため散策がしやすいです。

また、犬山城の築城に伴い整備された周辺の町は城下町として栄え、江戸から昭和までの歴史的な建造物が立ち並ぶ美しい街並みです。

近年では食べ歩きがしやすい城下町として人気が高く、フルーツやパフェなどのスイーツから田楽や牛串、五平餅などの串フードも充実しています。

さらに、可愛らしい小物が魅力の雑貨店もあちこちにあります。中でも私のオススメは「⬜︎◯堂 犬山」です。

縁結びの神社としてピンクのハートの絵馬が人気で、犬山城の麓にある三光稲荷神社から徒歩3分程の距離にあります。

店内はハートモチーフの天然石を使ったアクセサリーやオブジェが多く販売されています。

特にお店オリジナルのピンクのとんぼ玉を使ったねこフォルムのアクセサリーは大変な人気で、入荷次第すぐに売り切れてしまうことも!

犬山城は6月1日から、犬山城下町内の雑貨店⬜︎◯堂は6月21日から、再開が予定されています。

その他にも犬山には、世界の国々の建物や暮らしぶりを体感できるリトル・ワールドや、明治時代にタイムスリップしたような世界観で明治時代を体感できる明治村があります。

また動物園が併設された遊園地である日本モンキー・パークや、真言宗智山派の寺院である犬山成田山など、観光スポットが目白押しです。どこも見逃せないですね!

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犬山の木曽川うかいのまとめ

屋形船から見る木曽川周辺の景色はのどかで、犬山城なども一味違って見えます。

涼やかな川面の風を感じながら、臨場感と迫力のある鵜飼を楽しめる犬山の木曽川うかいはオススメです。

非日常体験を犬山で!犬山にお出かけの際には、ぜひ木曽川うかいも体験してみてください。

お出かけ 
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